2009年4月2日木曜日

今日の質問

今日は、二程の書。どこに載っているのか?その質問です。
二程治教録上下分明』の条と『二程治教録酒者古養老』の条です。

5 件のコメント:

良南釣徒 さんのコメント...

 お久しぶりです。パソコンが使えなくなってしまい、不便をしております(苦笑)携帯からの投稿です。
「酒者云々」は、『程氏遺書』巻十七、8条のことでしょうか。
「上下分明」は、どういう話題のなかで出てきた語でしょうか?

ウソツキ恒ちゃん さんのコメント...

携帯からとは大変です。
「酒者云々」のことありがとうございました。確認しました。その通りです。私は以下の通りに読んでみました。
酒者古之養老祭祀之所用。今官有榷酤、民有買撲。無故輒令人聚飮、亦大爲民食之蠹也。損民食惰民業、招刑聚寇、皆出於此。如損節得酒課、民食亦爲小充分明。民食却釀爲水後、令人飮之、又不當飢飽。若未能絕得買撲、若且只諸縣都鄙爲之、亦利不細。
酒は古の養老祭祀の用ゆる所。今官に榷酤[かっこ]有り、民に買撲有り。故無くして輒ち人をして聚飮せしめ、亦大いに民食の蠹[と]と爲るなり。民食を損し民業を惰り、刑を招き寇を聚むること、皆此に出づ。如し酒課を損節し得ば、民食も亦小充を爲さんこと分明ならん。民食却って釀して水と爲して後に、人をして之を飮ましめば、又飢に當たりて飽かず。若し未だ買撲を絕え得ること能わざれば、若し且只諸縣都鄙之を爲さば、亦利細ならざらん。

「上下分明條」ですが、今日、程氏遺書をざっと目を通したのですが、どうも見あたりませんでした。
これには、「惟君玉食」や「此士修其学」「農工商賈勤其事」などの語が出て来ます。

良南釣徒 さんのコメント...

巻17の文章ですが、前半は分かるのですが、「民食却釀爲水後」以降の文章がよく分かりません。自分なりに検討したいと思います…。

「上下分明條」ですが、もしかしたら『二程粋言』かも知れません。上巻に「上下之分明民志定云々」とありますが、確認してみてください。

ウソツキ恒ちゃん さんのコメント...

ありがとうございます。
確認したところ、『二程粋言』にある句と黙斎の記したものと、ちょっと語の違いはありますが、文意は同じでした。
今回、程子の文をインターネットで検索することができる様になればと熟々思いました。私は、周子や程子、張横渠の語をインターネットに取り組もうと思っています。それは「読み」抜きでもよいと思っています。
『通書』あたりから始めるつもりです。

ウソツキ恒ちゃん さんのコメント...

気になっていた「上下分明」條ですが、わかった様な気がします。
それは『程氏易伝履卦象伝』のことだと思います。『二程粋言』に「子讀易至履歎曰」とあったから、程氏易伝の履卦を先ずは見るべきでした。(実はまた最初から程氏遺書を読み直していたのです。…)
それと、『二程粋言』の語はどこかで見た語だなぁと感じていたので、自ら作った『周易本義』の履卦象伝を見たら、集註にこの句がありました。
熟々身についていないことを実感! マダマダ未熟なのです。