2009年6月2日火曜日

本当に久し振りの質問!

今回は只今取り組み中の『二程全書』の「遺書二上」から。
どうも文意がわからないのです。それは、これです。

「世間有鬼神憑依言語者、蓋屡見之。未可全不信。此亦有理。莫見乎隱、莫顯乎微而已。嘗以所求語劉絢、其後以其思索相示。但言與不是、元未嘗告之。近來求得稍親。」

私なりに以下の通りに読みました。
世間鬼神憑依して言語する者有り、蓋し屡々之を見る。未だ全くは信ぜずんばある可からず。此れ亦理有り。隱より見[あらわ]れたるは莫く、微より顯らかなるは莫きのみ。嘗て求むる所を以て劉絢[りゅうけん]に語りて、其の後其の思索を以て相示す。但言不是に與れば、元より未だ嘗て之に告げず。近來求め得ること稍親[ちか]し。

特にわからないところは、後半の「但言與不是、元未嘗告之。近來求得稍親。」です。
全体の文意は鬼神の憑依を肯定するものなのだろうが、後半に何故この語があるのか、それを理解することができないわけです。